京都の夏の風物詩・「五山の送り火」が行われ、鮮やかな炎で描かれた文字が5つの山に浮かび上がりました。
8月16日午後8時、東山の如意ヶ嶽に縦160メートル横80メートルの「大文字」が現れました。
続いて松ヶ崎に「妙法」、西賀茂に「船形」など合わせて5つの文字が順に浮かび上がりました。
「五山の送り火」はお盆に帰ってきた先祖の霊を送りだし、無病息災を祈る行事で、訪れた人たちは静かに思いを馳せていました。
横浜から来た親子は「祖母に向かって手を合わせました。帰省して挨拶に来たので、いつまでも見守っていてほしいというのがあるので、そういった思いを込めて祈りました」と話しました。
集まった約4万7000人の人たちは、夜空に浮かんだ炎を見上げていました。
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