19日の山陰地方は、湿った空気の影響で雲が広がりやすい天気となっています。この天気には、南西諸島付近を北上する台風9号も関わっていて、これから山陰地方に直接的な影響はありませんが、猛烈な暑さをもたらしそうです。

台風9号は、20日から21日かけて南西諸島から東シナ海を北上する見込みで、台風本体の雨雲のほかにも九州や四国には、台風から流れ込む南寄りの湿った空気に伴う雨雲が発生しています。
台風9号が日本に上陸する予報にはなっていませんが、台風の東側と太平洋高気圧の西側にあたる西日本には、ちょうど南寄りの湿った空気が流れ込みやすくなるため、大気の状態が不安定になる見込みです。
この南寄りの風の影響で、山陰地方は気温が上昇し、21日と22日に予想される最高気温が、松江で36℃、鳥取で37℃となっていて、猛烈な残暑になる恐れがあります。
その後も天気がぐずつく割には気温が高く、35℃前後の厳しい暑さが続く見込みです。
熱中症への警戒、農作物や家畜の管理などにも注意が必要です。

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