新潟市では、政治家ではなく高校生が少子化対策について考えました。結婚や子育て支援について議論を交わし、その意見を中原八一市長にぶつけました。
【高校生】
「もっと若い人が利用しているSNSで発信するのがいいと思う」
8月19日、新潟市役所で行われた結婚や子育て支援についての高校生による意見交換・発表会。
この取り組みは、新潟市が来年度から施行を予定する「新潟市こども計画」の策定に向けて、高校生たちの意見を活かそうと企画されました。
参加したのは市内の高校生18人。新潟市で「結婚する人を増やす方法」と「子どもを育てたいと思ってもらう方法」をテーマに意見を交わしました。
【高校生】
「支援はお金の支援?」
「どこに支援するかが問題だよね」
「マッチングアプリではなくて、広い会場に若い人を集めるのがいいと思う」
議論すること約1時間半、まとめた意見を発表する相手は新潟市のトップ・中原市長です!
【高校生の発表】
「結婚する人を増やすためにはSNSで様々な結婚の仕方を見える化して、結婚に対してイメージを膨らませてもらうことが大切だと感じた」
このほか、レジャー施設など子どもや家族が楽しめる場所を増やすことや結婚・子育てに関するSNSを使った積極的な情報発信など様々な意見が出されました。
若い世代の声に耳を傾けた中原市長は…
【新潟市 中原八一 市長】
「皆さんの意見を反映し、施策の充実を図っていきたい」
この日発表された高校生の意見は、今後、「新潟市こども計画」の策定や子どもに関する施策に活かされる予定です。
【高校生】
「どんどん若者が過ごしやすい、生きやすい地域になったらいい」
【高校生】
「自分の視野を広げる良い機会になった。負担を分け合える新潟市になっていけばいい」
今回の取り組みは、これからの時代を生きる若者が地域の未来を考える良いきっかけとなったのかもしれません。
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