自民党の総裁選挙が来月27日に決定したことを受け、立憲民主党の岡田幹事長は「表紙が変わっても自民党の実質は変わらない」と批判しました。

立憲民主党 岡田幹事長
「(総裁選で)表紙が変わったからといって、実質が変わるわけではない。新しい人になったからといって、『政治とカネ』の問題についてきちんと決着つけるとか、そういうことが期待できるとは私は思いません」

 そのうえで、総裁選挙と近い日程の来月23日に立憲民主党の代表選挙が行われることに触れ、「かなり選挙運動の期間が重なる。総理を選ぶ総選挙の前哨戦になるのでどちらが充実しているか有権者に判断していただく」と述べました。

 共産党の小池書記局長も「裏金問題がなかったことにするための総裁選だ」と批判したうえで「野党の追及などが岸田政権の退陣に至った」と述べ、次期衆院占拠での野党共闘を目指す考えを示しました。

 国民民主党の玉木代表は総裁選について、岸田総理が不出馬を表明してから「相当危機感を持っている。追い風が自民党に吹き始めている。野党にとっては逆風の暴風になる可能性もある」と警戒感を示し、「政策をしっかり出していくことが大事だ」と述べました。

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