秋田県男鹿市でご当地アイスを製造する児玉冷菓と秋田のご当地ヒーロー「超神(ちょうじん)ネイガー」が協力し、新たなアイスが完成した。7月下旬から県内各地の道の駅店頭に並んでいる。同社とネイガーは「『ご当地』のタッグでさらに秋田発の商品を県内外に広げたい」と意気込んでいる。
新商品は、1948年創業の同社の伝統的なアイスの味に、秋田県横手市産のりんごも使って試作を重ね、爽やかな甘さを重視した。価格は270円(税込み)で、まずは県内を中心に販売する。別の特産品を生かした商品開発も検討している。
同社のアイスはこれまで、地元の男鹿市のメロンや梨を使ったものはあったが、ネイガーは全県で活躍していることから、より全県的な特産品の味を意識した商品にした。アイスのピンク色は、ネイガーのイベントMCなどを担当するグループ「ネイガールズ」のユニホームの色を意識したという。
6日に秋田県庁で記者会見したネイガーは「秋田には多くの果物や特産品があり、いろんな味のアイスでやっていきたい。生産者の方の思いも感じてほしい。アイスを食べて厳しい暑さをみんなで乗り越えるべー!」と呼びかけた。また、児玉冷菓の児玉勇雅(ゆうが)専務は「いずれも『ご当地』という言葉を背負っており、今回のタッグに特別な縁を感じる」と話した。
ネイガーは2005年6月に誕生したナマハゲをモチーフにしたご当地ヒーローで、「比内鶏クラッシュ」や「横手豪雪パンチ」、「鳥海キック」の技を持つ。秋田を中心にショーや撮影会、保育園や幼稚園での交通安全教室などに出演し、6月12日に活動20年目を迎えた。【工藤哲】
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