新潟県内では極早生品種の新米の出荷も始まりましたが、秋の味覚として知られる日本梨の早生品種「幸水」も出荷のピークを迎えています。今年も甘い出来に仕上がったようです。
8月21日、新潟市南区で収穫されていたのは、日本梨の早生品種「幸水」です♪果肉がやわらかく、果汁が多いのが特長の幸水。
今年は、比較的好天に恵まれ、梅雨の時期には雨もしっかり降ったことで果汁がたっぷり含まれ、大きいナシに仕上がったと言います。
【生産者 広野徳親さん】
「1.5倍くらい。今年の幸水は例年にも増して果肉もジューシーでとても甘く仕上がっている」
生産者も太鼓判を押す今年の幸水の味は…
【記者リポート】
「しゃきっとした歯ごたえがあり、噛んだ瞬間に甘い果汁が口いっぱいに広がります。みずみずしくて暑い夏にはたまりません!」
収穫されたナシは新潟市南区のフルーツフラワーしろねへ。
【記者リポート】
「かごにぎっしり敷き詰められたナシがいま続々と運び込まれています!」
「フルーツフラワーしろね」では、去年より約50トン多い400トンの出荷を見込んでいます。
去年は猛暑が続いたことで、小粒のナシや日焼けをするナシも見られましたが…
【JA新潟かがやき 中村啓一さん】
「そんなに強い日射しを浴びることはなかったので、少し日焼けをしたものも見た目が悪いだけで被害は相当少なく収まっている」
生産者が手塩をかけて育てたナシは選果場で人の手や光のセンサーによって4つの等級に選別されていきます。
その中でも特に形状が良く、糖度の高いものは「特秀」に格づけられ、JA新潟かがやきでは「一糖賞」と名付けて販売しています。
また、幸水は傷みやすい品種のため、買ってすぐに食べるのがオススメです。
【生産者 広野徳親さん】
「心を込めて精いっぱいおいしいナシを作るよう心がけておりますので、ぜひ南区のナシを召し上がっていただければと思います」
暑さが続くこの時期…幸水を食べて少し早めの秋を感じてみてはいかがでしょうか。
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