県内でクマの目撃が相次ぐ中、県は21日、栗原市で市街地にクマが出没した場合を想定した対応訓練を行いました。
訓練には、県や栗原市、警察など約50人が参加しました。住宅地に体長1メートルほどのクマが現れた想定で行われ、警察官や市の担当者、猟友会の会員がクマの状態を観察して対応を協議しました。最終的に散弾銃による駆除が選択され、市街地での発砲許可など、警察や市が行う作業の手順を確認しました。
県自然保護課 大山慶一郎総括課長補佐
「今後も県民のみなさんに注意していただいて、山に入ったときに熊鈴やラジオなど音が出るものを身につけて、これからも注意を続けていただきたいと思っています」
県によりますと、今年度のクマの目撃件数は548件で、過去5年間で最も多かった昨年度に比べて72件多く県が注意を呼び掛けています。
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