1歳で体重605キロに！アジアゾウの「タオ」の誕生日　1年で体重は7倍に　祝福の来場者ずらり「わが子と同じ誕生日一緒にお祝いを」　札幌市円山動物園

円山動物園のアジアゾウ「タオ」が、8月19日に1歳の誕生日を迎えた。これを祝うために、動物園には多くの人々が訪れた。

体重605キロ生まれてから約7倍に成長

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8月19日に1歳を迎えたタオは、体重が605キロに達し、生まれてから約7倍の大きさに成長した。

「現在の身長は小学生と同じくらいの大きさで、148.5センチになっている」（小出昌範ディレクター）

「おっきい！」と小学校3年生の来園者も驚いた様子だった。

タオの誕生日を祝うため、8月19日には多くの人々が円山動物園を訪れた。

「タオが小さいときから見ていました。ずっとタオちゃんって呼んでいた」

「ゾウさんを見られて良かった！」

「子どもの誕生日がきょう。タオと同じ8月19日なので、一緒にお祝いしようと思った」と来園者たちは語った。

国内初の「準間接飼育法」での出産

タオが生まれた時のようすだ。母親のゾウ「パール」は、人の手を借りずに自然に近い形でタオを出産した。

「出てる、出てる！」と飼育員も興奮気味。

　円山動物園では、ゾウにストレスをかけないよう、檻に入らずに飼育する「準間接飼育法」を採用。この方法での出産は国内初の快挙となった。

市民の応援で順調に成長

1歳になったタオは、できることが増えてきた。

「鼻の使い方がどんどん上手くなってきている。最初の頃は物がうまく掴めず、タオに与えたリンゴもパールに横取りされてしまうことが多かったが、最近ではすぐに鼻で掴んで食べることができるようになった。また、鼻だけでなく足も一緒に使って、いろんなものを食べている」と、円山動物園の野村友美さんは成長を感じている。