鳥取県は二十世紀梨の全国有数の産地で、栽培が盛んな倉吉市と三朝町では、108軒の農家が合わせて26ヘクタールの面積で栽培しています。

22日は倉吉市の選果場に生産者やJAの担当者などが集まって初出荷式を行い、地元の小中学生による太鼓の演奏にあわせて、二十世紀梨を積み込んだトラック2台が出発しました。

この選果場は県内で唯一、アメリカに輸出しているのが特徴で、作業員たちは梨を一つ一つネットに入れたあと、輸出用の箱に詰めていました。

JA鳥取中央によりますと、ことしはカメムシや春先のひょうによる被害があったため、去年よりも80トンほど少ない520トン、額にして2億6000万円の出荷を見込んでいるということです。

JA鳥取中央倉吉梨生産部の大野俊一部長は「味は太鼓判を押せると自信を持っているので、ぜひ食べてほしい。皮がきれいなものも多く、見た目も楽しんでほしい」と話していました。

倉吉市の選果場での二十世紀梨の出荷は、来月中旬まで行われます。

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