総務省によりますと、先月・7月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として108.3となり、去年の同じ月より2.7%上昇しました。

2%台となるのは去年9月以降11か月連続で、上昇率は前の月から0.1ポイント拡大しました。

これは、政府が続けてきた電気・ガス料金の補助金がいったん終了したことなどが要因で、電気代は去年の同じ月から22.3%、都市ガス代は10.8%上昇しました。

一方、生鮮食品を除く食料は2.6%の上昇で、値上がり幅が大きかったものをみると、「コシヒカリを除くうるち米」が18%、せんべいが16.1%、おにぎりが5.7%とコメに関連した品目の上昇が目立っているほか、国産の豚肉が5.4%、外食の焼き肉が3.5%などとなっています。

総務省は「生鮮食品を除く食料の値上がりは緩やかになっているが、足元の輸入物価が拡大傾向にあることから、今後、国内の物価に影響が出ないか注視していきたい」としています。

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