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 政治とカネの問題を巡り、22日も国会で厳しい追及が続きました。与党・公明党の議員も岸田文雄総理大臣に対して厳しい言葉で苦言を呈する場面がありました。

■「早く案を」公明党が苦言

岸田総理 在職日数932日 この記事の写真

 22日で在職日数が932日となり、橋本龍太郎元総理と並んで、戦後歴代8位となった岸田総理。しかし、“裏金問題”などで支持率は低迷。政治資金規正法の改正を巡っては、与党・公明党からも次のような声が上がりました。

公明党 赤羽一嘉前国交大臣 公明党 赤羽一嘉前国交大臣
「総理はこの法改正について、常に先頭に立って法改正に取り組むと再三発言をされておりますが、真剣に法改正を実現する覚悟があるのなら、私はすぐにでも自民党案を提示すべきであると思います。いつ提示するのか明言をいただきたいと思います」 岸田総理
「取りまとめ次第、与党としての考え方をこの国会の議論に供し、今国会において間違いなく政治資金規正法の成立に向けて作業を進めていきたいと考えています」 赤羽前国交大臣
「取りまとめ次第というのではやはり通じないと思います。この一両日中にしっかりと自民党がまとめて、しっかりとした議論に臨んでいただきたいということを強く求めたいと思います」 “慎重姿勢の自民”

 政治資金規正法の改正に向けて、公明党と野党各党がそれぞれ案をまとめるなか、改正案がまとまっていない自民党。政策活動費の見直しも法改正の焦点の1つとなっていますが、自民党は慎重な姿勢です。

立憲民主党 岡田克也幹事長
「5年間で二階幹事長だけで47億円。それは何に使ったか全く説明されていない。それで本当に透明性確保だと言えるんですか」 岸田総理
「使途を明らかにするということになりますと、各政党に協力した個人のプライバシーや戦略的な党の方針が他の政治勢力や外国勢力にも明らかになる等については配慮しなければいけない」

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■森元総理の聴取「記録はない」

■森元総理の聴取「記録はない」

森元総理

 さらに野党からは、安倍派の会長を長年務めていた森元総理に対して、岸田総理が行った電話での聞き取りについても、批判の声が上がりました。

岡田幹事長
「きちんと森元総理に聞かれましたか。なぜ電話だったんですか」 岸田総理
「これは聞き取り調査の日程の中で、森元総理の日程等の調整の中で電話によって行うことを決定した次第であります」 岡田幹事長
「森元総理はキックバックの存在を知らなかったと答えられたんですか」 岸田総理
「こうした慣行がいつから始まったのかというようなことについて、直接関与したという証言は得られなかったということであります」 岡田幹事長
「電話で確認されたときに総務会長とか幹事長は同席されましたか。電話の横にいて一緒に聞いておられましたか。そして記録はあるんですか」 森元総理の聴取について 岸田総理
「私の責任で聞き取り調査を行いました。記録はございません」 立憲民主党 岡田克也幹事長 岡田幹事長
「それは何もしていないと一緒ですよ。総理自身がやっていて、電話でやって記録もないし、周りの人もいなかったんだと何もなかったんだと、誰が信じますか」

 政治資金規正法の改正に向けて、自民党は…。

23日にも独自案をまとめる方針 自民党 茂木敏充幹事長
「没収であったり、国庫納付という収支報告書の不記載収入への対応についても、議員本人の罰則強化などとあわせて議論を進めていきたい」

 収支報告書に不記載があった場合、その金額分を国庫に返納する仕組みを設けることなどを検討していて、23日にも独自案をまとめる方針です。

(「グッド!モーニング」2024年4月23日放送分より)

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