海に関わる仕事への関心を高めてもらおうと、宮城県気仙沼市で、中学生を対象にしたセミナーが開かれました。

このセミナーは海に関わる仕事への関心を高め将来の進路の選択肢のひとつにしてもらおうと、国土交通省東北運輸局が開いたもので、気仙沼市立面瀬中学校の1年生34人が参加しました。
セミナーでは東北運輸局の職員が大きな鉄の船が浮く仕組みや、海外との貿易では、99%以上が、船を使った海上輸送であることなどを説明しました。
また、漁船の船主で作る協会の事務局長は、人手不足など漁業を取り巻く厳しい現実も話しました。

宮城県北部船主協会 吉田鶴男事務局長
「倒産件数の要因のほとんどが労務倒産。乗組員がいなくて船が出せなくて会社がやっていけない」

海の町・気仙沼でも、子供たちが普段、海に関わる仕事への理解を深める機会は少なく、生徒たちは熱心にメモを取りながら聞いていました。

生徒
「漁業について少ししか知らなかったが、少し関心が深まった」
「もしかしたら海の仕事に将来就くかもしれないから、海のことをもっとちゃんとやっていきたい」

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