シロナガスクジラに次ぐ大きさのナガスクジラが商業捕鯨として実に半世紀ぶりに捕獲され、全国トップを切って北海道札幌市で関係者にお披露目されました。

 ステーキ用に切った肉や刺身、ベーコン…。貴重なナガスクジラの肉です。

 8月1日、岩手県沖で捕獲された体長約20メートル、推定体重55トン以上のナガスクジラ。シロナガスクジラに次ぐ大型のクジラで、商業捕鯨としては約50年ぶりに捕獲されました。

 全国トップを切って8月31日に行われた札幌市中央卸売市場での展示試食会では、卸業者や飲食店関係者が、「鯨肉の最高峰」とされる貴重な肉を品定めしていました。

 「(クジラベーコンは)食べやすくて、おかずになると思う。こういうものをどんどん食べないと日本人が食べるものが無くなっていくと思うので、推進したほうがいい」

 「自分の年代はあまりなじみがないが、食べやすい」(いずれも試食した関係者)

 水産庁は北太平洋での資源量が豊富だとして、ミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラに、7月からナガスクジラを捕鯨対象に加え、2024年の捕獲枠は59頭に設定しています。

 ナガスクジラの肉は9月4日から、札幌市内の飲食店などで提供される予定です。

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