日本と同様に度重なる大地震に見舞われている台湾に震災からの復旧復興の取り組みを学ぼうという講演会が8月31日に岩手県盛岡市で開かれました。

この講演会は盛岡市と台湾東部の花蓮市が友好都市となって2024年で5周年を迎えるのにあわせ、台湾との交流に取り組む県内の友好団体などが企画したもので、元産経新聞台北支局長で東京国際大学教授の河崎眞澄さんが講師を務めました。

河崎さんは後藤新平や新渡戸稲造といった岩手県人が、戦前の台湾で活躍した歴史を紹介したうえで、この20年あまりの間に日本の救援隊が台湾の被災地で活躍したこと通じ日本と台湾双方の絆が強まったと分析し、その結果2011年の東日本大震災で世界最高額の義援金が台湾から寄せられたと振り返りました。

そして2024年4月の花蓮の地震では、発生後4時間以内に避難所が開設され民間の防災士が多数活躍したと学ぶべき点を指摘し、日頃からの備えと官民の役割分担の重要性を訴えていました。

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