高校生の自転車競技の話題です。9月1日、玉野市で岡山県秋季大会が開かれ、2024年夏のインターハイ王者、岡山工業の大賀翔輝選手が3つの種目で出場しました。

台風10号の影響で1日の個人種目のみが行われた秋季大会。注目は、7月のインターハイ、1000メートルタイムトライアルで優勝した岡山工業2年の大賀翔輝です。

3つの種目で優勝を狙う大賀は午前中の1000メートルタイムトライアルで・・・

(岡山工業2年 大賀翔輝選手)
「大会新記録を狙うぞという感じで、多少の緊張感がありながらどんどんスピードを上げていくぞという気持ちで走っていた」

1分6秒53の大会新記録で優勝。11年ぶりの記録更新で3冠達成へ勢いをつけます。

続いては、1対1でトラックを2周するスプリント。チームメイトでもある岡山工業の三垣唯が決勝の相手です。1周目から大賀は三垣の後ろを追う形に。ラスト1周、残り200メートルで一気にスピードを上げた大賀は第4コーナー手前で三垣を抜きそのまま振り切ってフィニッシュ。この日2種目目の優勝を手にします。

残る種目はケイリン、トラックを4周で着順を競います。前半の2周はペースメーカーが先導し追い抜くことはできないため、それまでの位置取りが勝負のカギを握ります。最後の1周、水島工業の選手を追う2番手の大賀は第4コーナー手前でその背中を捉えます。

しかし、最後の直線で別の選手に追い越され、わずかな差で2位でフィニッシュ。3冠達成はならず、さらに相手の内側を抜く反則が取られ、降格し6位の結果に終わりました。

(岡山工業2年 大賀翔輝選手)
「最悪でした。(相手の)作戦にハマってしまって、あわててしまって内から抜く行為をしてしまった。反省しかない」

この経験も糧にしたい、大賀は前向きに全国を見据えます。

(岡山工業2年 大賀翔輝選手)
「プロの選手がどういう動きをするのかを確認して自分でもできるように身に付けたい。(3月の)選抜大会でも優勝できるよう頑張りたい」

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