災害時に教育支援を行う教職員を養成しようと、宮城県教育委員会は石巻市で研修会を開きました。
宮城県石巻市の震災遺構大川小学校などで行われた研修会には、県内の教職員39人が参加しました。県教育委員会では大規模災害が発生した際、被災地で学校支援や子供たちの心のケアなどを行う教職員のチームを構成していて、能登半島地震の被災地にも教職員を派遣しています。
研修会では大川小学校で当時6年生だった次女・みずほさんを亡くした佐藤敏郎さんが、防災に対する思いを伝えました。
大川小で次女・みずほさん(当時小6)亡くした佐藤敏郎さん
「大切な人、大好きな人、家族、児童生徒、ここを出てくる、走っていく。どんな顔して走っていくのか、そこまで想像する。そこまで想像すればやっぱり死んじゃダメだと思う。それが防災意識です。防災意識の本質は死にたくない。死なせたくないっていうことですよ。つまり命が最優先だってこと」
参加した教職員
「本当に当時のこととか、まちの様子、子供たちの姿が浮かんでくるようでとても印象深かったです」
「災害時に寄り添ってくれる人がいてくれると力になるなということを感じておりますので、そのニーズに合わせて寄り添うっていう気持ちを忘れないで務めていきたい」
参加した教職員は、今後も研修を続けていくということです。
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