日本銀行新潟支店は9月3日、県内の景気について「原材料高の影響などを受けつつも、緩やかに持ち直している」との基調判断を示しました。

個人消費については、物価高などによる節約志向で一部、弱い動きとなっているものの、新潟駅のリニューアルで人出が増えるなどして回復しているとの見方を示しています。

また、今年7月に佐渡島の金山が世界遺産に登録されたことも観光関連の消費好調を後押ししているといいます。

【日本銀行 新潟支店 平形尚久 支店長】
「世界遺産に登録されたので、こうした動きの中で夏休み期間における佐渡への観光客も前年を上回っているという状況」

一方、今年3月のマイナス金利政策の解除と7月の追加利上げを受け、平形支店長は「住宅ローンや企業の借り入れに与える影響について引き続き注視が必要」としています。

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