浜松医科大学との統合・再編問題に揺れる静岡大学の次期学長選考の候補者が9月3日に公示されました。1つの大学への統合を推進する現在の学長と2大学への再編を目指す副学長による一騎打ちとなりました。

任期満了にともない10月に行われる静岡大学の学長選考について、9月3日、候補者として近藤真 副学長と日詰一幸 学長の名前が公示されました。

静岡大学は浜松医科大学との統合・再編問題に揺れていて今回の学長選考はこの問題が焦点となるとみられます。

関係者によりますと情報学部長を経験している近藤副学長は運営法人を統合し、静岡と浜松それぞれに新たな大学を作る「1法人2大学」推進派で合意書の早期実現を目指しています。

一方、日詰学長は大学を1つに統合しその元に2つの分校を置く「1大学2校」案の推進派で総合大学の構築に向け再任を目指す意向です。

10月中旬に教職員による意向投票が行われ、その結果を参考に選考会議で次期学長を決める予定です。

また、同じ時期には浜松医科大学の学長選考も行われ、2024年度で任期満了の今野弘之 学長に代わり新たな学長が就任する予定で、統合・再編問題への影響が注目されます。

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