富良野市は、ワインの本場のヨーロッパに気候が似ているとして、1970年代から地元でとれたブドウでワインの醸造を行っていて、市によりますと、年間20万本が生産されているということです。

ことしは5日から新酒の仕込み作業が始まり、収穫されたばかりの白ワイン用の「イルシャイ・オリベール」という品種が、工場に次々と運び込まれました。

ブドウについた細かいごみなどを取り除いたあと、専用の機械に入れると、果汁がしぼり出されていました。

この工場では10月21日まで1日当たり6トンのブドウを仕込み、新酒は11月中旬から出荷される予定だということです。

富良野市ぶどう果樹研究所の橘信孝製造係長は「夏場の日ざしもあったので、糖度があって酸味のしっかりしたブドウがとれています。富良野らしいフルーティーなおいしいワインができたらと思っています」と話していました。

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