被害の実態が徐々に明らかになってきている、竜巻とみられる突風についてです。台風10号が接近していた8月29日未明に宮崎市佐土原町から新富町にかけ発生した突風について、気象庁は「竜巻の可能性が高い」と発表しました。
8月29日午前0時頃、宮崎市佐土原町から新富町にかけ突風が発生。新富町の養鰻場ではハウスが倒壊するなど各地で大きな被害が出ました。
(藤崎アナウンサー)
「こちらの農業生産法人では、ハウスの横に倉庫があったということですが、すべて崩れてしまい、現在は撤去されています。そして、隣の敷地にあった農業用ハウスや電柱も崩れ、フェンスが壊れてしまっています。」
気象庁は5日、現地に機動調査班を派遣し調査した結果、被害や痕跡が帯状に分布していたことなどから「竜巻の可能性が高い」と発表しました。瞬間風速はおよそ65メートルと推定されます。
また、8月29日未明に都農町で発生した突風についても調査結果が発表され、「竜巻の可能性が高い」と判断されました。瞬間風速はおよそ60メートルとみられます。
台風10号に伴う突風被害は県内6つの市と町の8カ所で確認され、うち7カ所が「竜巻と推定」もしくは「竜巻の可能性が高い」と判断。1カ所は突風の種類の特定にいたりませんでした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。