今月27日投開票の自民党の総裁選を巡り、9人目となる上川外務大臣が11日午後、出馬を正式に表明します。
(政治部・澤井尚子記者報告)
上川大臣は11日午前、官邸で岸田総理と面会し、出馬することを報告しました。
上川外務大臣
「総理からは頑張ってほしいということで大変大きな励ましの言葉をいただくことができました。本当に朝のすがすがしい気持ちで白いカンバスに皆様の希望や思いを、新しい景色として一緒に作っていきたい」
2人目の女性候補となる上川氏は、推薦人20人のうち3分の1を女性が占めています。
午後の会見では「誰ひとり取り残さない社会」に向けて一番後ろで味方を守り命を張る「しんがりの覚悟」を訴える予定です。
また、用意した政策資料には「史上初の女性総理となってこの国難に立ち向かう」と記しています。
ただ、所属した旧岸田派の大半は、林官房長官の支援に回っていて、上川氏を支援するのは5人程度です。
その代わり、推薦人の半数近くを占めるのは麻生派です。
結果的に、1月に上川氏を講演で持ち上げた麻生副総裁の影響力が強まる可能性もあります。
現役閣僚4人が出馬する異例の総裁選挙は、12日告示されます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。