子供たちに盲導犬についての理解を深めてもらおうと12日、永平寺町内の小学校で出前授業が行われました。
 
永平寺町の上志比小学校では毎年、4年生が総合の授業で福祉について学んでいます。
 
12日は、全盲の早苗征喜子さんと盲導犬のピノちゃん(7)を招いて授業が行われました。早苗さんは盲導犬が来てからの生活を振り返り「盲導犬は飼い主の目の代わりとして生活を手助けしてくれる」と話しました。
 
早苗征喜子さん「白杖はゆっくりしか歩けないが、盲導犬とでは普通の人と同じスピードで歩けたので、本当に嬉しかった」と話しました。
 
この後、子供たちは盲導犬と一緒に校内を歩き、盲導犬が飼い主に通路や階段を正確に案内することを実感していました。
 
参加した児童は「盲導犬が生活の一部になっているから、盲導犬がいないと困ることがわかった」「盲導犬がいることで、白杖だけではできなかったことが、たくさんできるようになることがすごいと思った」などと話していました。
 
児童たちは、これまでの授業では車いすや点字ブロックなどを体験していて、11月までに学習発表を行うことにしています。

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