正しい歩き方を身に着け転倒防止につなげようという「歩行ケア市民セミナーin佐久」が15日、長野県佐久市で開かれました。
セミナーは地元のロータリークラブなどが毎年開催してきたもので、7回目の今年は県と一般社団法人「歩行ケア協会」とも連携し、長野県の健康作り運動「信州ACEプロジェクト」の一環として行われました。
「転倒予防で安全な職場と地域づくり」をテーマにしたパネルディスカッションでは転倒をきっかけに介護が必要な状態になる可能性が高まることなどが報告され、あらかじめ予約した市民ら50人が熱心に耳を傾けました。
続いて、一人一人の歩き方の癖をセンサーで測定し転倒のリスクを把握する体験会が行われ、改善のための体操教室も開かれました。
参加者:
「普段意識しないことを客観的に指摘してもらえて参考になりました」
「去年は体がふらついてダメだったので、教えてもらった体操で改善に取り組んで来ました。どのくらいになったかなと思ったら去年より数値が上がっていました」
厚労省が今年10年ぶりに改訂した運動ガイドでは、成人は一日8000歩以上、高齢者は一日6000歩以上を歩いた上、いずれも週2、3回の筋力トレーニングをすることを推奨しています。
長野県などは日常的に体を動かす習慣を付けることで健康を維持し、将来、介護が必要になる状態の予防に繋げたいとしています。
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