9月16日「敬老の日」の福岡市動物園では、ご長寿の動物たちに来園者からお祝いの言葉がかけられていました。
マレーバクのオス・ジュリは、平均寿命が25歳前後とされる中、歴代でも国内最高齢の36歳です。
敬老の日の16日は、飾り付けを豪華にした特別なエサがプレゼントされました。
◆記者リポート
「大好物のリンゴやおからが入っているということで、ジュリ君、おいしそうに食べています」
◆来園者
「最高齢でこんなにツヤツヤで毛並みも良くて感動しました」
Q.これはきょうのジュリ君?
◆来園者
「きょうです。見る度に『いつも元気だな、ここは変わらないな』と感じています」
満腹になったマレーバクのジュリ。
長引く残暑もあってか、プールで冷たい水を浴びて楽しんでいました。
福岡市動物園にいる動物の中で最年長のメスのチンパンジー・サクラは、今年で推定46歳です。
リンゴやオレンジなどの好物が入った筒状のケースを受け取ると、上手に中身を出して味わっていました。
◆来園者
「サクラさん、大好き。あいさつしてくれます。きょう、あなたのお祝いよ」
◆来園者
「サクラ、長生きしてね」
その一方で…
◆記者リポート
「午前8時前です。死んでしまったゾウを乗せた車両が福岡市動物園から出てきました」
16日朝、福岡市動物園から搬出されたのは、9月10日に急死した12歳のメスのゾウ。
9月6日のPCR検査でゾウヘルペスウイルスの陽性反応が出て投薬治療などを続けていましたが、10日の午前中に意識をなくし死にました。
このゾウは、7月30日にミヤンマーからチャーター機で他のゾウ3頭と福岡市動物園に移され、秋の一般公開に向けて慣らし飼育をされていました。
ゾウはこのあと国内の研究施設に運ばれ、検体として骨格や筋肉について調べた後、骨格標本としての展示も検討されています。
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