「血液のがん」と呼ばれる「多発性骨髄腫」について理解を深めてもらおうと専門の医師らによる市民向けの公開講座が、9月16日に岩手県盛岡市など3会場で開かれました。

この講座は医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが血液のがんとも呼ばれる多発性骨髄腫について知ってもらおうと開きました。

16日は盛岡・花巻・一関の3会場合わせて約200人が参加しました。

このうち盛岡会場では県立中央病院血液内科の村井一範科長が、骨髄腫の細胞を死滅させるための治療薬などについて紹介しました。

その上で今後も治療の技術が進化する可能性に期待を寄せていました。

県立中央病院血液内科 村井一範科長
「将来の治療薬がもしかすると骨髄腫の治癒をもたらす可能性もあるのでは」

多発性骨髄腫は県内で毎年60人ほどが発症していて参加者は真剣な表情で耳を傾けていました。

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