パリオリンピックの卓球競技に出場した仙台市出身の張本智和選手と妹・美和選手の話題です。女子団体で銀メダルを獲得した美和選手には、仙台市から「賛辞の楯」が贈られました。
9月17日午前、仙台市役所を訪れた張本美和選手。仙台市出身の張本選手は8月、パリオリンピックに卓球女子団体のメンバーとして出場し、オリンピック初出場ながら、堂々としたプレーで銀メダル獲得に貢献しました。あの激闘から約1カ月。
張本美和選手
「仙台市の皆さんの応援のおかげで銀メダルを獲得できた。そして生まれ育った仙台市の皆さんに、こうして銀メダルを見せることができてとても幸せです」
仙台市から張本選手に、さまざまな分野で活躍した人や団体をたたえる「賛辞の楯」が贈られました。「賛辞の楯」が贈られるのは張本選手で65組目になるということです。
このあと県庁では、同じくパリオリンピックに出場した兄・智和選手とともに村井知事や多くの県職員が見守る中、大会を振り返りました。
張本智和選手
「出場した全ての種目であと一歩という悔しい結果だったものの、メダルをとれなくても全力でプレーしたところに得られるものはたくさんあった。東京ではメダル、今回はメダル獲得ならずと、酸いも甘いも経験した後、ロサンゼルスではより色のいいメダルをとれるよう妹と一緒に頑張りたい」
張本美和選手
「自分は今回初めてのオリンピックだったが、宮城県の皆さまからの応援を力に変えて銀メダルを獲得することができた。お兄ちゃんと一緒に4年後のロス五輪に向けまた頑張るので、応援よろしくお願いします」
4年後に向けて決意を新たにした2人はその後、名取市の認定こども園を訪れ、子供たちと卓球を通してふれあいを楽しみました。
まずは、子供たちに強烈なスマッシュを披露!そして、子供たちと楽しくラリー。
参加した子供たちはオリンピック選手たちと貴重な時間を過ごしました。
子供たち
Q.卓球をやってみてどうでした?
「わくわくしました」
「楽しかった」
「かっこよかった!」
張本美和選手
「地元宮城県の子供たちに教えることができてすごく光栄で、卓球が好きになってくれたらうれしい」
張本智和選手
「子供たちが大きくなった時に、僕たちが現役でやっていて小さい時に見たと思ってもらえると感慨深いので、そのためにも1年でも長くプロとして卓球を頑張りたい」
2人は18日も仙台市内の幼稚園などを訪れ、卓球の魅力を伝える活動を行う予定です。
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