岩手県盛岡市内丸の桜山神社の向かいに2024年2月にオープンした「甘味処グルエトルテ」は、木のぬくもりを感じる和モダンな店内で和と洋を組み合わせたオリジナルスイーツが味わえる店だ。

店長の市瀬千賀子さんは「桜山神社前の門前にあり、和のお菓子がよく似合うというようなイメージがあり、こちらにオープンした」と話す。

人気は3種類の手作り団子とモナカ、抹茶がついた「鶴セット」だ。
団子はしょうゆ団子とみたらし団子とかぼちゃの団子の3種類で、かぼちゃの団子は秋からの新メニューだという。
蒸したかぼちゃを裏ごしして、団子に混ぜて秋らしい色に仕上げている。

白玉粉と県産の上新粉をブレンドしたもちもちの食感、かぼちゃとあんこの優しい甘みが広がる。生醤油を使ったしょうゆ団子は上品なしょうゆのうまみでオススメだ。

店長 市瀬千賀子さん
「旅の疲れや食後のデザートに、食べやすくてお茶と合わせて店内でゆっくりお休みいただきたい」

セットにもついてくるモナカは、餡の中に生チョコを練り込んだオリジナルで、見た目がかわいらしくバリエーションも豊富だ。

店長 市瀬千賀子さん
「完全にあんこだけだと和になってしまうので、そこにチョコレートを入れることで、いい組みあわせになっている」

和と洋を組み合わせ新たなスイーツを提案する「グルエトルテ」。
店長の市瀬千香子さんは元々、洋菓子を得意とするパティシエだった。

洋菓子の専門学校を出た後、盛岡市内のお菓子屋に20年ほど勤めていたという。
「出産・子育てを経験してブランクがあるが、子供の成長と共にまたお菓子の仕事をしたいという思いがあった」と話す市瀬さん。

店長 市瀬千賀子さん
「和でも洋に近い、洋でも和に近いっていうスイーツが気になっていた。オリジナルだがやってみようと思っていた」

市瀬さんが作る独創的なスイーツ・季節限定のスペシャルプレートは、白あんで栗を包んだ大福に和栗のペーストをモンブラン風に絞り、岩手県産山ぶどうのソースを合わせて仕上げている。甘いものと酸味と合わせるとすごい後味が良いという。

またパリッと炙ったブリュレはほうじ茶味で、ほろ苦で贅沢な口溶けがたまらない。

市瀬さんは「客層も幅が広く来てくれるお客様も様々だが、ここに来たらおいしいものを食べて、友人や家族と過ごせるような癒やしの空間を求めて来ていただきたい」と話していた。

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