真珠の養殖が盛んな愛媛県宇和島市で、養殖に使われたアコヤ貝に感謝する真珠貝供養祭が行われました。
県漁協うわうみ支所で２４日行われた供養祭には、真珠養殖の関係者ら１０人あまりが出席しました。
はじめに、県漁協の平井義則組合長が、「真珠産業の安定・復興に組織を挙げて取り組む所存です」と挨拶しました。そして、お経が唱えられる中、出席者が焼香した後、海に見立てたタライにアコヤ貝を放って、養殖で使われた貝への感謝を表わしていました。
県漁協によりますと宇和海では２０１９年から、４年連続で稚貝の大量死が続いていましたが、去年と今年は、猛暑の夏場を乗り切り、大量死を回避し、品質は上々だということです。ただ、小振りの貝が多いほか、需要の高い中国の景気減速でこれまで２年続いた高値取り引きから、落ち着きを見せるとの見方も出ています。
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