1日、臨時国会が召集され、総理大臣指名選挙が行われます。石破茂新内閣が今夜発足します。
(政治部・澤井尚子記者報告)
1日午前、岸田内閣は最後の閣議を開き総辞職しました。
総裁選で石破氏と競り合った高市安保担当大臣は「今後は一議員として」と、新政権とは一線を画す姿勢を見せました。
自民党 高市経済安保担当大臣
「今後は一議員としてサポートをして参りたい。政策積み残し課題もございますのでしっかりと党内でも発言し、働かせていただきたい」
午後に発足する石破内閣は、13人が初入閣です。
ただ、これまで長く非主流派だった石破氏の側近らを再登板させるなど新鮮味には欠け、「論功行賞ばかりだ」と不満の声もあります。
石破氏が力を入れる安全保障に詳しい「国防族」の起用が目立つ一方で、女性閣僚は今の5人から2人に減ります。
政府関係者は「このメンバーで予算委員会を開くのはリスクが高すぎる。党首討論をやってすぐ解散しかない」と話します。
ご祝儀相場のうちに選挙に打って出る考えですが、いわゆる裏金議員の公認問題をどうさばくのか、石破氏にとって最初の難関となります。
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