自民党の石破茂総裁が第102代総理大臣に選出されたことを受け、野党各党の反応です。
立憲民主党 野田代表
「ルールを守る自民党と言って、自分が言ってきたことを守らない、そしてもっと堂々と議論に向き合うタイプの政治家だと思っていましたけれども、とっとと逃げてしまうということに対して私は深い失望を覚えています」
立憲民主党の野田代表は、石破内閣の閣僚の顔ぶれについては「予算委員会で考え方を聞かないと判断できない。評価のしようがない」と訴えました。
日本維新の会の馬場代表 馬場代表
「総理になられる前にですね、自民党総裁として、この解散時期を明言するというのは、私は言語道断だと、日本の憲政史上に汚点を残すことになるという風に思います」
日本維新の会の馬場代表は「一度も議論をせずに解散するのは『敵前逃亡内閣だ』」と批判しました。
共産党 田村委員長
「最初から論戦から逃げるという姿勢を示しての石破新総理の誕生ということで、やはり国民の前で国政の重大課題をですね、きっちり議論する内閣であってほしい」
共産党の田村委員長は「暮らしの面では無為無策、軍事突出内閣だ」と非難しました。
国民民主党 玉木代表
「議論をしっかりするのが石破さんの持ち味だったと思うんですよね。それを避けたらあんこの入っていないまんじゅうというか、大切なものが抜けてしまっているなというふうに思います」
国民民主党の玉木代表は「自民党を変える前に石破さんが変わってしまった」と皮肉りました。
れいわ新選組 山本代表
「やっぱり総裁選の時に言っていたことを、もうこの短い時間の間に手のひら返ししたっていうのは、さすが詐欺師集団自民党だなっていう感じがしますね」
れいわ新選組の山本代表は「自民党が進む方向は変わるものではない。弱肉強食、新自由主義の方向性に1ミリのブレもない」と指摘しました。
教育無償化を実現する会 前原代表
「自分の思いをやり遂げるためには党内融和も大切だと思っておられるかもしれませんが、やはり『石破カラー』を期待して国民は今石破新総理に期待していると思うので、その期待を忘れずに頑張っていただきたい」
教育無償化を実現する会の前原代表は、内閣の顔ぶれについては「派閥がなくなった逆の弊害として、自分を応援した人が多く入っている論功行賞人事になっているのではないか」と疑問を呈しました。
社民党 福島党首
「こんなに早く嘘ついていいんでしょうか、総裁選終わって、次の国会の冒頭で、こんなに嘘ついていいんでしょうか。これはもう『嘘つき内閣』だと思います」
社民党の福島党首は、石破総理が早期の解散を表明したことについて「トンズラ解散、敵前逃亡解散だ」と断じました。
参政党 神谷代表
「ほぼすべての政策が我が党と反対なので、本当にすべてについてこれからの国会で反対をしていかないといけないというふうに考えている」
参政党の神谷代表は皇位継承や経済政策、エネルギー問題などについての考え方が自民党と異なることを強調しました。
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