9月27日の自民党総裁選で勝利し第28代党総裁に選出された石破茂氏。以前、ABEMA的ニュースショーでインタビューを実施した際に政治信条について語っていた。元衆議院議員の宮崎謙介氏や政治ジャーナリストの青山和弘氏が今後の行方を予想した。
石破氏は今後の天皇制の在り方について、安全保障のプロとして将来のリスクを想定すべきだと主張して「悠仁さまがお継ぎになる。それは当然あるべきこと。そのあとは一体どうなるの?男系の女性天皇の可能性。そして女系の男性天皇の可能性。これを全部排除して議論をするというのはどうなんだろうね」とコメントしていた。
この発言について宮崎氏は「男系の女性天皇は歴史上あることだが、女系の男性天皇となると、日本の王朝が変わるといった話になってくる」と指摘すると「相当踏み込んだ発言をしている。自民党内から反発を食らうと思うので、これは確実に取り下げることになる」と予想。青山氏も「(女系天皇について)最近言ってない。すでに封印していると思う」と補足した。
また、石破氏が創設を主張していた防災省について、宮崎氏は関係者が不要であると訴えていたことを明かすと、新たに大臣が増えることにより命令系統が増えてスピード感が失われる可能性を指摘。また「USBがわからないIT担当大臣のようになってしまうと、ダメなんじゃないか」と、当時政府のサイバーセキュリティー戦略本部の担当大臣だった桜田義孝氏がUSBメモリのことを「知らない」と発言したことを例に挙げて、防災に詳しくない人物が担当するケースがあることも不安視した。
青山氏は石破氏について「女系天皇、選択的夫婦別姓、いずれにしても(石破氏は)自民党内野党的」と説明すると「世論に寄っていくところがある。政治は国民のものという石破氏らしい考えではあるが、それが自民党内では反発が強い。実際に総理大臣になったらこれまでの発言との整合性は問われると思う」と、注視すべきポイントについて語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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