秋の行楽シーズンを迎える中、“散歩”をしながら懐かしい昭和レトロの雰囲気が味わえるイベントが今、秋田市の各所で開かれている。

イベント会場の一つが、秋田市旭南の街並みの中でもひときわ目を引く旧家で、秋田県指定の有形文化財「旧松倉家住宅」だ。旧松倉家住宅は県内最大級の町家で、江戸時代は油屋を営んでいた。

歴史と風情がある旧松倉家住宅を含む秋田市内9カ所で開催されているのが、昭和レトロなコレクションを集めた企画展「あきたなつかしれとろ散歩」だ。歩いて移動できる距離に会場があり、テーマごとに人々の生活に密着したレトロなコレクションを展示している。

エリアなかいちにあるにぎわい交流館AUには、子どもの頃を思い出す「めんこ」などのさまざまな「昔懐かしいおもちゃ」が展示されている。

そして、旧松倉家住宅には、かわいらしい土人形が展示されている。

秋田市文化創造館に展示されているのは、昔使われていた教科書だ。中には実際に手に取って読めるものもある。

文化創造館近くの広小路にある東北電力ネットワーク秋田電力センターには、昭和の時代に使われていたカメラが展示されていて、撮影機材の進化を知ることができる。また、写真の展示では、広小路でかつて竿燈まつりが開かれていた様子や、近くの千秋公園に動物園があり、多くの人でにぎわっていた様子を見ることができる。

企画展は10月6日まで開かれていて、最終日には旧松倉家住宅で、あきた舞妓による茶の振る舞いやくずし字のワークショップなども予定されている。

行楽の秋に健康的に散歩を楽しみながら、レトロな世界に浸ってみてはいかがだろうか。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。