輪切りの新タマネギを使った淡路島産たまねぎバーガー=神戸市中央区で2024年4月24日午前11時48分、山本真也撮影

 淡路島で新タマネギの収穫が最盛期を迎える中、モスバーガーを展開するモスフードサービスは「淡路島産 たまねぎバーガー 和風しょうゆ仕立て」(480円)を5月1日から関西、四国の店舗で21日まで販売する。生の輪切りの新タマネギを使ったご当地バーガーで、8年前に生まれてから期間限定の人気商品という。

 春に採れる淡路島の新タマネギは水分が多く、生で食べられ、甘みとシャキシャキした食感が特徴。契約農家と交流する中で「新タマのおいしさを前面に出したご当地バーガーができないか」というアイデアが生まれ、2016年に商品化した。通常の1・6倍量の輪切りに、カツオ節をトッピングしたしょうゆベースのソースをかけた。旬の時期だけに食べられる商品として定着し、23年は1週間で売り切れた店舗もあった。

 契約農家の一つ、南あわじ市の「きたあま玉葱(たまねぎ)グループ」は約5ヘクタールで栽培し、新タマネギは4月下旬から5月末ごろまで収穫する。バーガーは食べた人が生産者へメッセージを書けるようになっており、同グループ代表生産者の仲山晃由さん(64)の元には「この時期が楽しみ」「タマネギのおいしさが初めてわかった」などの感想が届けられている。仲山さんは「おいしいという声が励み。今年は冬場が温暖だったおかげで、一層おいしくなっています」と話す。

 チーズ入りは520円。10万5000食を用意し、売り切れ次第終了する。【山本真也】

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