中東の紛争地帯などを取材するドキュメンタリー写真家の講演会が、愛媛県松山市の中等教育学校で開かれました。
講師として招かれたのは、戦時下の国や地域などを取材する香川県出身のドキュメンタリー写真家、森佑一さんです。世界の現状を知り進路の視野を広げてもらおうと、済美平成中等教育学校が3年生と4年生の生徒約250人を対象に開きました。
森さんは去年12月下旬から約1カ月半の間、紛争が続く中東のパレスチナとイスラエルを現地で取材。イスラム組織「ハマス」がイスラエルを攻撃してから仕事を失ったり避難生活を強いられるなど、人々の暮らしが一変したことを現地で撮影した写真を見せながら説明しました。また森さんは現地でイスラエル人とパレスチナ人が対立するだけでなく友好関係を築いているケースもあったと話し、生徒たちに自分の目で見ることを大切にしてほしいなどと話していました。
森さんの講演は、16日愛媛大学でも開かれます。
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