名古屋市役所本庁舎=岡正勝撮影

 名古屋市交通局は17日、市営地下鉄桜通線の最終列車内に乗客を約5時間閉じ込める事案があったと発表した。翌朝、始発列車の運転士が車内で寝ている客を見つけ、閉じ込めに気づいた。

 同局によると、17日午前0時半ごろ、終点の野並駅(同市天白区)に到着した列車(5両編成)の最後部車両で寝ていた20代の男性客に、駅員が降車を促し、客が降りたのを確認。その後、駅員が点検のため最前列の車両まで移動している間に男性客が再び乗車し、運転士が気づかずに扉を閉めたという。

 列車はそのまま朝までホームに留置し、同5時20分ごろ、始発列車の運転士が最後部車両で寝ている男性客を発見した。男性客は酔っていたという。【稲垣洋介】

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