17日は、暖気の影響で全国的に平年よりも気温が高く、西日本や太平洋側では夏日になる所もありました。
季節外れの暖かさに戸惑う各地の表情をまとめました。
クリスマスまで、あと1カ月余り。
17日、東京・代々木公園で一足早いクリスマスのイベント「サンタパレード東京2024」が開かれ、サンタクロースの衣装を着た人たちが集まりました。
参加者は、代々木公園から原宿まで約2.5kmをパレード。
突然のサンタの集団に、街では写真を撮る人が多く見られました。
これは病気と闘っている子どもたちにクリスマスプレゼントなどを贈るためのチャリティーイベントです。
参加者からは「(サンタの格好をして)なんかうれしい」「インパクトが、めちゃくちゃすごいじゃないですか。きょう、めちゃくちゃ暑くて天気がいいので、いい思い出になりました」といった声が聞かれました。
2024年は約2500人のサンタが参加しました。
17日は、日本海側は前線の通過で雨の所が多くなっていますが、太平洋側は晴れ間が出て各地で気温が上がりました。
東京都心は10月上旬並みの23.8度を観測したほか、鹿児島・肝付町で27.7度など、夏日となった所も相次ぎました。
最高気温が25.4度を観測し、観測史上最も遅い夏日となった静岡・磐田市では、地元の名産・キャベツをスポーツ感覚で収穫する「キャベツ狩り選手権」が開かれました。
参加者は、畑の中で一番重いキャベツを探したり、どれだけ多く抱えられるかなどを競いました。
キャベツの価格が高騰する中、落とさず抱え込めたものは持ち帰ることができるとあってか、参加者は真剣な表情でチャレンジし、イベント後には「(キャベツの数は)12個です。キャベツ大好きです。生で食べたり、焼いたり、煮たり、全てに使います」「楽しい!最高!」と話していました。
また、最高気温が25.8度を観測した高知市では、地元の英雄・坂本龍馬の偉業をたたえるイベント「龍馬まつり」が開かれました。
会場では、龍馬の好物だったという「シャモ鍋」が無料で振る舞われました。
11月15日が龍馬の誕生日で命日でもあることから、毎年この時期に龍馬まつりが開催されています。
訪れた人は「天候も良くて、シャモ鍋もおいしくて来て良かったです」と話していました。
銅像の横には特設展望台が設けられていて、訪れた人たちが至近距離から龍馬の写真を撮っていました。
この季節外れの暖かさは17日までで、18日は冬型の気圧配置に変わり、雪が降る所も出そうです。
そうした中、北海道・厚岸町で開かれたのは、地元の名産で今が旬のカキを味わうイベント「あっけし牡蠣まつり」です。
多くの人でにぎわい、訪れた人は「身もクリーミーでとってもおいしいです」「おいしい、身がでかくて」とカキを味わっていました。
会場ではカキのつかみ取りも行われ、盛り上がっていました。
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