催しは、定年後も新たな職場や地域で活躍したいというシニア世代を後押ししようと、新宿区などが開きました。

会場となったホールには、開場直後から多くの人が訪れ、このうち、体の機能をチェックするコーナーでは、
▽タブレット端末に表示された4つの丸が点滅した順番を覚え、そのとおりに画面をタッチして記憶力を測定したり
▽現在の時刻や曜日を、画面に表示された複数の答えから選択して、認知の機能を測ったりしていました。

また、年齢による体の変化に合わせたメークを体験してもらう講座や、自分に似合う色をチェックするコーナーもあり、化粧品会社のアドバイザーから、ふだんと違う色使いを教わりました。

求職中だという50代の女性は「証明写真で明るい第一印象を与えられるメークを知りたくて参加しました。ふだんしないチークを塗って気分が上がったので、生かしたいです」と話していました。

このほか、会場では仕事に関する相談コーナーも設けられ、訪れた人が職業紹介所での手続きについて説明を受けていました。

新宿区勤労者・仕事支援センターの廣井孝年就労支援部長は「雇用に限らず、ボランティア活動や日常生活を充実させる情報を知ってもらい、よりよい生活につなげるきっかけにしてもらいたい」と話していました。

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