東北各県で自衛隊が大規模な災害に備えた訓練「みちのくアラート」を24日まで実施している。20日は秋田県男鹿市でヘリコプターを使った輸送訓練が公開された。
秋田での訓練には、陸上自衛隊秋田駐屯地や警察、自治体などから約150人が参加し、男鹿市の男鹿半島を震源とする最大震度6弱の地震の発生を想定して、万が一の対応を確認した。
20日は、道路の崩落や土砂災害で孤立集落が確認された場合に備え、最大55人が搭乗できるヘリコプターを使って、参加者を戸賀湾展望公園から男鹿市総合運動公園まで空路で避難させた。
災害時にヘリコプターが離陸・着陸できるかも検証され、自衛隊は今後、活用の可能性を秋田県などと協議する。
陸上自衛隊秋田駐屯地第21普通科連隊の柴田哲良連隊長は「今回は孤立地域への支援を焦点として訓練をした。自衛隊だけで行動するわけではないので、関係機関と連携することで、連携上の課題を見つけて計画に反映したい」と話した。
みちのくアラートは、情報共有の方法の確認なども含め、東北全域で11月24日まで実施される。
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