11月16日、函館線で貨物列車が脱線した事故を受け、JRは補修の対象とはしていないレールの再点検を北海道全域で行うことを検討しています。
「ご利用のお客様と貨物列車の関係者に多大なご迷惑をかけたことを深くお詫びします」(JR北海道 綿貫泰之 社長)
JR北海道の綿貫社長が陳謝したのは、16日に北海道南部・森町の函館線で起きた貨物列車の脱線事故。
復旧までの3日間で104本が運休し、1万9500人に影響が出ました。
近くの踏切で破断したレールには「著しい腐食」があり、これが脱線につながった可能性が高いことが明らかになっています。
現場は海のすぐ近く。
腐食の原因は明らかになっていませんが、塩害の可能性もあることから、JRは20日までに海沿いなど同じ条件にある鹿部駅から苫小牧駅までの18か所の踏切の点検を行いました。
今後は4年以内の点検で、レールに傷があるものの補修の対象とはなっていなかった北海道内の踏切約220か所についても、再度点検することを検討しています。
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