いわゆる「ブラック校則」についてです。
宮崎県弁護士会は、中学校と高校の校則に関するアンケート調査の結果を公表し、子供の人権を尊重した校則に見直すよう教育委員会などに提言しました。
このアンケート調査は、全国的に校則を見直す動きが広がっていることを受け、県弁護士会が宮崎県内の県立高校41校と宮崎市内の中学校25校を対象に行いました。
調査の結果、2021年1月から2023年6月までにほぼすべての学校で校則の見直しが行われたことがわかりました。
県弁護士会は、校則の見直しが進んでいることは評価したものの、いまだ子供の人権に照らして問題があるものや多様性が尊重される時代にそぐわない校則が少なくないと指摘します。
例えば制服について、男子はズボン、女子はスカートなどと男女別に定めている学校がおよそ4割。下着については、目立たない色、制服から透けて見えるような色柄は避けるなどの校則が中学校では8割、高校では4割で残っています。
調査の結果をもとに、県弁護士会は「不合理な校則の見直しを更に進めること」「ガイドラインを制定するなど継続的な取り組みを行うこと」など4項目の提言をまとめ、4月に教育委員会や各学校に提言書を郵送しました。
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