今年の新潟県産米の一等米比率は、去年と比べ大幅に改善している一方、作柄は“やや不良”となっています。県は来年以降の安定的な生産に向け、対応を協議しました。
【県農林水産部 神部淳 技監】
「8月中旬から9月にかけて、高温傾向であったとともに、記録的な豪雨に見舞われた年。稲作にとって厳しい気象条件であった」
新潟市中央区で開かれた『新潟米生産対策会議』。
農林水産省や県によりますと、10月時点の県産米の一等米比率は78%で、異常な高温に苦しんだ去年と比べ60ポイント以上改善した一方、平年と比較した収量を表す作況指数は2年連続で“やや不良”の98となっています。
春の高温や7月の日照不足など、去年ほどではないものの、厳しい気象状況が影響したとみられます。
こうした中、会議では今年に続き、診断に基づく肥料散布などの異常高温対策を継続することや稲の倒伏を防止する対策など、来年の重点的な取り組み方針を決定しました。
【県農産園芸課 渡部浩 課長】
「今後も高温が続く状況もあるので、技術対策を徹底して、コメの安定供給につなげていきたい」
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