新人作家の発掘を目的に創設された「さきがけ文学賞」の授賞式が21日、秋田市で行われた。
さきがけ文学賞は、北秋田市出身の直木賞作家・故渡辺喜恵子さんと秋田魁新報社が創設した。
2024年は国の内外から244点の応募があり、最高賞の入選には、東京都のふるたみゆきさんの作品「歌うキノコと孤児(みなしご)たち」が選ばれた。世界大戦で人工生殖が普及したという設定で、その後の世界を描いたSF作品だ。
佳作にあたる選奨には、大阪市に住む甲木千絵さんの「くぼみでも、でっぱりでも」が選ばれた。夫を病気で亡くした主人公が、勤務する高校で外国人の母親を持つ生徒と出会い、学習支援員として関わる物語だ。
作品は秋田魁新報の紙面に連載されている。
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