値上げで生活の負担が増える中、ごみの処分をお得に乗り切れるイベントが、期間限定で北海道札幌市で開かれています。

 どれくらいお得なのか、冬の片付けで持ち込んだ現場で調べてみました。

 札幌の地下歩行空間で11月20日から始まった「ごみ減量イベントinチ・カ・ホ」。

 2023年度55.5万トンのごみ排出量だった札幌市は、2027年度までに6%ほど減らし52.3万トンにする目標を掲げていて、期間限定で開催中です。

 会場では、電話やドライヤーなどの小型家電を無料で回収しています。

 「昔使っていた音響機械、あと電卓と懐中電灯。回収拠点が(家から)遠いので捨てる機会を探していた。無料で引き取ってもらえるのでありがたい」(小型家電を持ち込んだ50代)

 「ドライヤーと炊飯器。もう壊れちゃったというのもあって、2年ぐらい家に眠っていたと思う。どう捨てるかわからなくて困っていた。冬の模様替えで片付けしていたので、ちょうどよかった」(小型家電を持ち込んだ30代)

 小型家電の回収は11月22日まで。

 土日は家庭で使いきれないレトルト食品や缶詰などを有効活用する「フードドライブ」の受け付けも行います。

 そして多くの人が利用していたのが、買い取りサービス。

 実はこのイベントは、大手リユースショップ「セカンドストリート」の協力のもと実現しました。
 
 会場では古着の販売はもちろん、衣類やバッグなどの買い取りも行っています。

 「喪服3着とコート。これからスポーツジムに行くが、その前に来た。少しずつ処分していこうかなと思って、終活です」(衣類を持ち込んだ70代)

 「ダウンとジャケット。小さいものも含めて8点。3年くらい着ていないものをただしまっていたので、ごみとして出すよりはと持ってきた」

 Q.予想買い取り額は?
「1000円くらい?違うのかな?よくわからない」(衣類を持ち込んだ60代)

 査定を待つこと15分…

 「コチラ2870円でお買い取りさせていただきますがいかがいたしますか?」(セカンドストリート 古川琴音さん)

 「お願いします」(衣類を持ち込んだ60代)

 Q.すごい値段つきましたね 
 「そうですね。捨てる前にまず再利用を考えないと、という感じですよね」(衣類を持ち込んだ60代)
 
 Q.一番高くなったのは? 
 「コロンビアのジャケットが、1点1800円。アウトドア系のジャケットは人気が高いものが多く、これから冬にかけて着ていくものだと思うので高値が付いた」(古川さん)

 Q.何に使う? 
 「これから友達の家に寄るのでケーキでも買っていきたい」(衣類を持ち込んだ60代)
 
 Q.少しいいケーキに? 
 「そうですね」(衣類を持ち込んだ60代)

 古着を高く買い取ってもらうためのポイントを担当者に聞きました。

 ・シミや汚れを落とす
 ・人気のあるブランドや流行に沿ったもの
 ・シーズンを先取りしたアイテム

 が高値になる可能性があるということです。
捨てればごみですが、活用すれば資源です。この機会に身の回りの物を確認してみて下さい。

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