三重県のブランド牛「松阪牛」の品評会が11月24日、松阪市で開かれ、ナンバーワンの牛が3032万円で落札されました。
品評会には、松阪市周辺で900日以上飼育された出産経験の無い雌牛のうち、予選を勝ち抜いた50頭が集められ、体格や肉付きのバランスなどが審査されました。
審査の結果、明和町の中尾教昭さん(63)が育てた「ともみ7(なな)」が、肉付きに加え、毛のしなやかさなどが評価されナンバーワンに選ばれました。
中尾教昭さんは「(1位を)とれるなんて本当にうれしい。夏の暑さにも耐えて、よく食べてよく寝て大きくなって、立派な牛になってくれた」と喜びを語りました。
その後に行われたセリで、ともみ7は、津市の精肉店「朝日屋」が3032万円で落札し、会場からは歓声と拍手が湧き上がりました。
落札した朝日屋の香田佳永社長は、「生産者の方、今年の夏暑かったから大変苦労されたと思います。一席(NO.1の牛)は買うつもりで毎年来ていますから」と話しました。
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