東京・羽村市動物公園「ヒノトントンZOO」で、手足や口を器用に使って入念に毛づくろいをするビーバーの姿がカメラにとらえられた。
飼育員によれば、ビーバーが熱心に毛づくろいするのは、分泌される油分を全身に塗り込み、自身に“撥水(はっすい)加工”をして防寒するためだという。

熱心にポリポリ…防寒対策するビーバー

東京・羽村市の羽村市動物公園「ヒノトントンZOO」で撮影されたのは、後ろ足を使って上手におなかをポリポリと入念に毛づくろいをするビーバーの姿だ。

右足をチェックするビーバー(映像提供:ヒノトントンZOO(羽村市動物公園))
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終わったかと思いきや、左足の毛を整え、さらに右足もチェック。
ついでに顔もポリポリとかいていた。

なぜこんなにも入念に毛づくろいをするのかというと、毛並みを整えること以外に大事な役割があるという。

羽村市動物公園の飼育員・松浦七星さんによれば、「足の間に油が出る腺があって、そこの油を足や手を使って全身に塗り広げる。そうすると毛に撥水性が出るようになるので、体が冷えずに済むという防寒効果」だという。

繁忙期到来!冬に備えるビーバー

また、北半球の寒い地域に生息するビーバーは、11月に入ると繁殖期を迎え行動が活発になるため、起床時間が1時間ほど早くなる。

巣材を集めているビーバー(映像提供:ヒノトントンZOO(羽村市動物公園))

働き盛りのこの時期は寒い冬を乗り切るために、巣材や食料集めにいそしむという。
(「イット!」 11月19日放送より)

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