宮崎市の市制100周年を記念し、この週末、中心市街地ではイベントが開かれ、多くの人で賑わいました。民間の投資が続き、大きく変わろうしている宮崎市の中心市街地。その活性化を肌で感じられる2日間となりました。
宮崎市の誕生100周年を記念した「SMILE MIYAZAKI 100年祭」。24日、土曜日にはアミュひろばでUMK主催のOMOFES、高千穂通りでは高校生フォーラムが行われました。
25日、日曜日のディズニーパレードには、実におよそ7万人の観客が。まちなかは活気に溢れました。
(秦萌)
「市政100周年の節目を迎えた宮崎市。その中でも中心市街地は生まれ変わろうとしていて、人々が行き交う場所となっています。」
宮崎市は1924年に誕生し、周辺の町や村を編入しながら人口を増やしてきました。2000年代前半は郊外への大型商業施設の進出もあって、中心市街地の人通りは大幅に減り、商店街に空き店舗が目立ちました。
「中心市街地の空洞化に歯止めをかけたい。」その起爆剤を担ったのが、2020年のアミュプラザみやざきの開業です。人の流れにも変化が生まれ、若い世代や家族連れが少しずつ街中へ戻ってきました。
アミュプラザみやざき開業後、あみーろーどから広島通りにかけたエリアは新たな店が続々とオープン。24日には、国内最大級となる34台の建築用コンテナを集積した「HAROW広島通」がオープンしました。
(NTT都市開発 池田康社長)
「ちょうど駅と商店街の真ん中にありまして、この広島通りを盛り上げることがNTTに期待されていましたので、コンテナという小さいものをたくさん入れることで、スタートアップ的な店舗にも入っていただけますし、人の出入りもしやすくなることを狙っています。」
2025年春には、さらに8店舗が増え、北棟の「HAROW高千穂通」もオープン予定。UMKテレビ宮崎も「HAROW高千穂通」にテナントを出し、アナウンサーが出没するなどの展開も予定されています。
変化は、街行く人も実感しています。
(家族連れ)
「街中はあんまり通らなかったけど、通るようになりました。街中に子供が遊べる施設が増えれば良いと思います。」
(男性)
「にぎやかになってますよね。人口が減っていますから、若い人たちが定着すると良いですね。」
(男性)
「新しいものがどんどん入ってきて、今までになかったものが、これあるんだとなったので来てみたいと思います。どんどん発展して、宮崎が活気ある場所になって頂ければと思います。」
更なる活性化に向けた今後の鍵は「回遊できる仕組み作り」。宮崎市は建物の高さに関する制限などを緩和し、高層のオフィスビルを建てやすくしたり、オープンスペースを民間事業者が柔軟に利用できるようにするなど「歩きたくなる街づくり」を前に進めます。
(清山知憲市長)
「多世代が集まって交流できる、そういった中心市街地だと良いなと思います。若い人がこの宮崎に生まれ育ってよかったと思えるような街づくりを今後も進めていきたい。」
幅広い世代が集える街となれるか、宮崎市中心市街地のこれからに大きな期待が寄せられています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。