秋田県北秋田市には雄大な自然に囲まれた森吉山ダムがあります。多くの人が観光に訪れますが、ダムは本来どんな役割を果たしているのか、児童が特別授業で学びました。
授業に参加しているのは、北秋田市の清鷹小学校の5年生19人です。11月12日には実際にダムを見学し、大きさを体感したほか、水害から人々の命を守るためにダムがつくられたことなどを学びました。
26日のテーマは防災以外の役割。暮らしの中でダムの水がどのように役立っているのか、意見を交わしました。
水道水の供給や水辺の保全など5つの役割を確認したら、このうちの水力発電の仕組みを模型で学びます。
児童が水を流して水車を回し、ライトが光るか試しますが、なかなかつきません。
職員が「どうやったらもっと勢いよく水車が回ると思う?」と問うと、児童は「高いところから流す」と答えました。
そこで、実際に高い位置から水を流してみるとライトが点灯し、職員が「低い所から水を流すと光らなかったけど、高さを変えることによって水の力が強くなるので、水車も速く回って光りました」と説明しました。
児童は「ダムに5つの働きがあることが分かりました。またダムの見学に行ってみたい」「水で発電することを知らなかったので、僕たちが普段活用する電気を発電するのはすごいと思いました」と話し、身近にあるダムへの関心を高めていました。
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