視聴者の方から投稿していただいた珍しい動画を紹介します。宮崎県都農町の沖合で、巨大な魚に遭遇した際の映像です。その魚の正体は?
海面付近を泳ぐ大きな魚影。この映像は11月17日、都農町の沖合2キロのところで、船釣りをしていた男性が撮影しました。
(撮影した男性)
「チャプチャプ音がしました。振り向いたらそこにいました。5メートルぐらいかな」
体長約5メートル!巨大な魚の正体とは?
正解は、ジンベエザメ。灰色の背中に白い斑点がある世界最大の魚です。
(撮影した男性)
「ジンベエザメはおとなしい魚というのはわかっていたけど、ちょっと大きさが異様でした。40年以上(釣りを)やっていて初めて見た」
この映像をいおワールドかごしま水族館の久保副館長に見てもらいました。
かごしま水族館は、国内でジンベエザメを展示している4カ所の水族館のうちの一つです。
(久保信隆副館長)
「(ジンベエザメは)世界中の熱帯、亜熱帯、温帯域に分布している生き物。数もとても少ないので出会う確率もとても低い。プランクトンを食べるので、いわゆる人食いザメみたいに肉食なイメージではなく温厚な性格です」
撮影した男性は、オキアミをエサに釣りをしていたところ、ジンベエザメに遭遇したそうです。
(久保信隆副館長)
「オキアミも釣りのエサで使っているものですよね、それはプランクトンなので、そういうのに引き寄せられるというのはあるかもしれない」
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