人生の最期を自分らしく過ごせるよう、家族や周囲の人と事前に話し合っておく「人生会議」への理解を深める講座(大阪府・マルホ株式会社共催)が11月30日、大阪市北区で開かれ、会場とオンラインで計約210人が参加した。
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漫才コンビ「笑い飯」の哲夫さんが登壇し、高齢の母親が「(介護が必要になったら)施設に入らなあかんな」と言っているというエピソードを紹介した。これに対し、大阪大大学院の樺山舞教授は「会議というが、大げさなものではなく、普段から『どう生きていくのか』家族と話し合っておくことが重要」とコメントした。
樺山教授は、命の危険が迫った状態になると、約7割の人は医療やケアを自分で決めたり希望を伝えたりすることができなくなるとも指摘。「病気や事故で突然、自分の気持ちを表しにくくなってしまうことがある。ぜひ今から話し合ってほしい」と呼びかけた。
国は2018年、11月30日を「人生会議の日」と定め、自治体などと普及啓発に取り組んでいる。
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