毎年、正月三が日におよそ300万人が初詣に訪れる千葉県成田市の成田山新勝寺では、参拝者を迎える大しめ縄づくりが11月上旬から始まり、師走に入って作業は大詰めを迎えています。

12月1日は、朝から寺の職員や地元の人など10人で作業にあたり、およそ1メートル50センチのわらの束を大しめ縄の芯となる木の棒にくくりつける作業などを進めていました。

新勝寺の大しめ縄は「照範じめ」と呼ばれ、稲穂をつるしたような独特の形が特徴で完成すると長さ6.6メートル、重さ200キロにもなります。

寺の職員の大野清明さんは、「ことしは災害の多い年だったので、来年は災害のないよい年になってほしいと思いを込めて作っています。参拝に来られる方にもよい年になってほしいです」と話していました。

作業は12月下旬まで行われ、完成した大しめ縄は25日に大本堂の前に飾りつけられる予定です。

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